conférence spéciale
セツ卒で活躍されている先輩方が、特別講義を開いて下さる機会が何度かありました。現在も大活躍されている、ある雑誌の看板を背負っていたイラストレーターの大先生が特別講義を開いてくださった時に、セツ先生に「この子はネ、ものすごく絵が上手かったのにマンガ家になっちゃって、プーッ!セツにいた頃はホントにいい絵を描いていたのよ」と紹介され、「先生からするとマンガ家なのね…(笑)」と苦笑されていましたが、その時に一人の女の子が質問をしました。
「今、もしもお時間があったら、好きなようにタブローを描いてみたいとは思ったりすることはありませんか?」
「今は仕事をするということが楽しいので、今は、ないですね」
「ありがとうございました」
……そんなやりとりがあったのを憶えています。