Setsu. 1992-1995

1992年の秋から1995年の暮れまでの、長沢節先生の言葉を中心としたセツ・モード・セミナーの点景集 。 copyright (C) GRINO.

attitude de la vie

セツ先生はホントに姿勢がよかった。

セツ先生の姿勢は「吊るされている」という感じ。まさに。

「背筋がピッと」というより、「重心がしっかり落ちている」というより…「ぜったい、吊るされているよ、アレ」といったものでした。「ちょっと目を離したスキに、浮いていた」という証言有り。

軽やかで、しなやかで、軟派で、かっこよくて、かわいくて。でも目はこわかった。

戦時中、軍部にも特高にもにらまれながら、一ミリも引かなかったセツ先生です。ホンモノの不良は80歳になっても不良なのでした。