Setsu. 1992-1995

1992年の秋から1995年の暮れまでの、長沢節先生の言葉を中心としたセツ・モード・セミナーの点景集 。 copyright (C) GRINO.

Paris Museum

パリではみなさんタブロー制作はせずに、思い思いに街へ散っていきました。のみの市に行ってみたり、美術館をまわったり。美術館で驚いたのは、絵を、絵を描く距離で見れる、ということでした。こりゃかなわん、と思いました。50数億円出して買ったゴッホの絵を、水族館のような水槽ごしにホームベースからピッチャーマウンドくらいの距離でしか観られないどこぞの「美術館」とはえらい違いでした。ルーブルの「モナリザ」は遠くて人がたかっていて、観れませんでしたが。

アートとの距離が近い、のではなくて、オランジュリーのモネの部屋でくつろぐアベックたちのようにアートの中で生活しているという違いにびっくりしました。